会社設立にあたっての法人の比較

これから事業を起こそうと言う場合、主な選択肢となるのは株式会社、合同会社、社団法人、財団法人などです。
しかし社団法人や財団法人はかなり特殊な法人ですし、そもそも「会社」ではありません。
登記も商業登記ではなく法人登記になりますので、別物と考えてよいでしょう。
会社設立に限定すれば、実際に選択肢となる法人は株式会社と合同会社という二つの事業形態なのです。
今回はこの二つのメリットとデメリットを比較します。

まず株式会社のメリットと言えるのが、「信頼」です。
株式会社と合同会社では、世間での認知度がまるで違いますよね。
合同会社なんて言葉は聞いたこともなかった、という人も珍しくはありません。
逆に株式会社という言葉を知らないという人はほとんどいないでしょう。
認知度が高いと言うことは、それだけ第三者から信頼を得やすいということでもあります。
消費者が「株式会社の商品だから信頼できる」という判断基準で買い物の際に商品を選ぶこともあるでしょう。
この信頼を得やすいと言うメリットは、それだけで絶大な効果を発揮してくれるのです。
故に信頼が全てである大企業のほとんどは株式会社という事業形態をとっているのです。

株式会社のデメリットですが、まず挙げられるのが会社設立までのハードルの高さでしょう。
登録免許税も高額ですし、定款認証の際に公証人手数料も発生します。
さらに各手続において必要書類も増えますので、個人事業主が法人成りする場合などには、少しハードルが高いと言えます。
さらに合同会社のような自由な利益配分ができません。
出資額で利益配分が決定されてしまうので、会社へ大きく貢献した人物の利益を多くする、といった柔軟な配分ができないのです。
社員が株式を保有していることも多いので、これは出資者のモチベーションに関わる重要なポイントになりますよね。

合同会社のメリットとデメリットは、これらの裏返しになります。
信頼度が低い代わりに会社設立のハードルが低く自由に利益配分ができるのが合同会社なのです。
これから事業を起こす場合には、これらのメリットデメリットを比較して、どちらで法人となるべきかよく考えましょう。